ISUCON 夏期講習 2017 に参加して来ました
2017 年 8 月下旬、東京。沖縄と変わらないかそれ以上に暑い新宿で ISUCON 夏期講習 2017 に参加しました。
東京に遊びに行くため何も考えず去年の悔しい気持ちを糧に次の ISUCON では自力で本戦出場 (学生枠) したいという思いを胸にして、思い切って応募したら当選できたので最高でした。
講師は、ISUCON 最強の男、面白法人カヤックの @fujiwara さんが教えてくださいました。
講座は、講義編と実践編に別れていて、前編では ISUCON とは何かをスライドで学び、後編では ISUCON 2016 予選問題をやりました。
講義編
講義編では、覚えている限りでは
- ISUCON の概要
- ISUCON の歴史
- ISUCON の特徴
- 勝つには
などを聞きました。
自分は、ISUCON 2016 に参加していたので、概要などは知っていたのですが
walkingmask.hatenablog.com walkingmask.hatenablog.com
ISUCON の名前の由来 (ISU は実は椅子?) や、ISUCON 1 からの色々な物語を聞けて面白かったです。
あとは、勝つためのおすすめメンバー構成や ISUCON に関連した技術、ISUCON 芸などの話はめっちゃためになりました。
そして、数々の名言
名言きた #isucon pic.twitter.com/9ZbagIhJ8t
— 941 🖖 (@941) 2017年8月25日
fujiwara講師「ISUCONのたびにkazeburoさんが便利ツールを作るので、ISUCONでPerlが強いのは彼のおかげといえる」 #isucon
— 941 🖖 (@941) 2017年8月25日
しかし偉そうに講師までして予選落ちたらどうすればいいんだ。修羅の国すぎる #isucon
— fujiwara (@fujiwara) 2017年8月25日
100万円手に入るISUCON優勝方法。
— 石見 優丞 (@naro143) 2017年8月25日
1.ボトルネックを見つける。
2.解消する。
3.1、2を繰り返す。
4. 優勝。
優勝者が言ってたので間違いないです。
勝ちました。#isucon
実践編
実践編では、ISUCON 6 の予選問題を一部改変した環境を fujiwara さんが用意してくれていて、それを触りました。
話の中で特に印象に残った話としては
- レギュレーションは熟読する
- チームメンバーとのコミュニケーション重要
- バックアップ!
あたりで、特にバックアップは VCS だけじゃなくて tar とかにして取っておく、DB をダンプして保存しておくなどは前はやってなかったなと。
また、実践的な内容でいうと、alp やスロークエリの解析を実際に手を動かしたのはとても良い経験になりました。
存在は知ってて、やったほうがいいのはわかっていても、いざ使うとなるとどうしたらいいかわからなくて手を出せずにいたので、今後はガンガン使っていきたいと思います。
あとは、ps はもちろん知っていたのですが、pstree や dstat のようなツールは知らなくて、ためになったのと、やはり若者世代なので netdata はすんげー便利でいけてるなと(笑)
今後、ISUCON に限らず Web に触る上で使っていけるツールやテクニックを得られたような気がします。
まとめ
とにかく、今回嬉しかったことは、他の参加者とも意見一致していたのですが、実際に手を動かして得点を上げる経験ができたことだと思います。
過去問をやろうと思っても、環境構築が億劫でとか、長時間やらなきゃとか考えて、今一歩踏み出せないでいたのが、数時間集中して体験できたのは嬉しかったです。
一つのハードルを越えることができたので、過去問へのトライも簡単になったように思います (やらなきゃ)。
この機会を提供してくださった LINE さん、櫛井さん、fujiwara さん、サポートしてくれた皆さん、一緒に参加した皆さんに感謝の気持ちでいっぱいの ISUCON 夏期講習 2017 でした!